日々雑感

2011年12月17日晴れ

 

 

〜小林秀雄の「モーツァルト」〜

 

 

周南市は昨日から雪がちらつく天気、冬が一気にきたという感じです。

 

 

 

事務所で仕事をするとき、クラッシックを聞きます。とくにモーツァルトをかけているんですが、よく思い出してしまうのが小林秀雄の評論です。高校の現代国語の試験に小林秀雄、丸谷才一、丸山真男なんていう方々の小難しい文章が問題に出されていました。

 

 

中でも嫌いなのが小林秀雄、名文ではない所が余計に訳が分からない!これが感想です。

 

 

試験問題では自分の主観を聞いているのではないことが今になって分かりますけど、当時はそんなテクニックは持ち合わせていませんでしたので現代国語の点数なんて悪かった〜。

 

 

ただ社会人になって何回が読みなおし、モーツァルトの音楽を聴いているうちに小林秀雄の評論は間違っているように思えてきたのです。この評論の代表的なキーワードに「走る悲しみ」がありますが、非業の死を遂げたモーツァルトに何かの感情移入があったのでしょう。

 

 

しかし、「悲しく」聞こえるモーツァルトの音色は彼自身そんなに悲しい状態で作曲したものではないのでしょうか?モーツァルト自身はたぶん自閉症的な性格で音楽だけのためにしか生きることが出来なかったように思えるのです。ただ自分の頭の中で浮かんでくる音符を書きあげただけの事なのです。そのあまりに単純な事(モーツァルトにとって)が凡人には驚きだったのでしょう。

 

 

 

でも、我々日本人に西欧の音楽の奥底が見えるはずは無いのです!

 

 

 

ただ聴き心地が良い音楽に身をゆだねて、自分の思うままに音楽を聴くことの喜びを噛みしめるほうが良いのかもしれません。今日も仕事場でNPO法人のサイトの原稿を書きながら私の好きな「交響曲第38番」を聞いています。