2011年4月14日
前に書いたかもしれませんが、サンデル教授の「白熱教室」の下巻を今週から読み始めています。ビジネス書しか読まないと決めていたのにふと手に取ってしまったばかりにとうとう最後まで読む羽目になってしまい、悔んでおります。
だって、今まで「どうやったら客を増やせるか」という類の本しか当分読んでいましたので、難しいんですよね〜、私にとって!!政治哲学なんてあったのか・・・という感じですし、ロックやミル、カントそしてアリストテレスなんて高校の倫理社会の授業で聞いたか聞かなかったくらいの記憶です(倫理社会の授業は睡眠に充てていました)。ましてやロールズなんて誰なのかワカりゃしません!いちいちネットで調べて取敢えず表面だけを把握してから読むのです。
おまけに現実主義で懐疑主義、功利的で自己中心的な私ですから「何でそこまでして呼んでいるんだろう?」と思いますが、サンデル教授の話の巧みさや学生たちの議論の「熱さ」が伝わり少し若返った錯覚をするんでしょうね〜。この本を読んで出てくる哲学者の思想なんて理解できたなんて言いませんし、私自身が急に変わることもありません。夕食後にくだらんテレビを見るよりはいいでしょう。もう残り少ない人生ですが、哲学に触れることなく死ぬのも癪に障るので最後まで読むことにします。