2011年3月29日
震災でこちらの仕事にも変化が出ています。原材料を東北地方の工場に依存させている製造業や船で宮城や岩手の荷物を運んでいる会社など・・・・こういう所は西日本でも少なくはないみたいです。仕事がなければ会社は成り立ちませんので助成金の活用が必要になってきます。また支給の要件も震災の該当県ではなく全国にも適用するべきですが、その点をハローワークに尋ねたところ情報を収集中だそうです。つまりはケースバイケースだそうですので要件の緩和はある程度西日本にも適用されそうな雰囲気です。
そうは言っても国の予算は東日本に集中しそうで、殆どの公共事業は復興に回されそうですよね〜。復興需要は一時的には高まりますが、消費マインドは落ち込む一方のような気がします。この大変な時に不謹慎かもしれませんけどある程度の仮説は立てておくべきであり、それは悲観的なものであるべきだと思っています。製造業の空洞化とか国際競争力の低下とか国債の格付けの低下とか数限りなく悲観的な要素は多いわけです。
震災の後、今でも私は心から笑えなくなりました。被災してない私でさえこの心理状態ですので当事者の方たちが今は気が張っているために明るく振舞っても、きっとどこかで絶望感に落ち込む時が出てくるはずです。この場合「失望」ではなく「絶望」なのですから、この絶望感からの解放が必要です!これからの政府の政策は少しでも間違うと多くの命を犠牲にするような気がします。