2010年12月20日
昨日から暑いくらい、いや言い過ぎたのかもしれませんが良い天気です。困るんですよね〜、この寒暖の差の激しさは!
それはさておいて、来年の雇用についても悲観的な予測がされています。何かの記事で見たのですが採用において「打たれ強い人」も重要な要因になるそうです。うつ病になる人の多いことは知られてますので、4月に採用して5月に「鬱」で休職なんて事態になると会社の方も困りますよね〜。今度は人事担当が突き上げを食らって病気になってという二次災害もあり得ます。
メンタルヘルスについては各会社とも注意はするんですが、「この人うつになりそうだから、採用取り消し」って判断がつきませんし、私の事務所としても色々と診断ツールを用意しますが、その診断で「打たれ弱い人」をふるいにかけることは実際のところできないような気がします。それでもやらないよりはやった方がましなのです。やはり会社は利益を追求する所であって社会のセーフティネットではありませんからね〜。
私が社会に出た時は、非人間的な扱いを受けても「これが当たり前」と思っていましたから、少しはイラついていましたけど今は時代が違う過ぎるんでしょうからため込んでいる社員ほ人のほうが多いので社員のメンタルケアは必要なのでしょう。とにかく最初から「残業しろ!」とか「早く実績を出せ!」って言っても無理なんですからじっくりと社員を育てていく姿勢が中小の会社にも求められています。中小の会社こそこ早急な解決が必要だと思うんですが「時間とカネ」の問題でないがしろにされているのが現実です。
メンタルヘルスの問題一つをとっても社労士って結構な矛盾を抱えながら仕事をしていかなくてはいけません。私は「社長も社員もハッピーに」を理想としていますから、余計に自分がストレスを抱えることもあります。今年は私にとっても色々な難題が降りかかり心が折れそうになりましたし、もしかしたら私がそんな病気になっていたかもしれません。ですから、どんな元気で明るい人でも「うつ」という病気にかかってしまうのでしょう。会社の風通しを良くすることもこれからの私の仕事に入ってくるのだと思います。