2010年10月20日
ある銀行系のシンクタンクが行政書士についてのリポート(つまり、行政書士とどうやって付き合うかということ)を見ました。リポートは銀行に出すのでしょうが、これが行政書士会のHPのまる写しなのです。これだけではないのでしょうが、こんな泥棒みたいなリポートを集めてン千万のフィーをもらうとしたら、銀行の預金者への背信行為ではないのでしょうか?
このようなことをするから「コンサルティング」というジャンルの人間にとっては活動しにくくなるのです。「怪しい」とか「胡散臭い」なんてレッテルをはられるので、やめてもらいたいと強く思いました。
コンサルタントとしても有名な大前研一が9月から新卒者対象の緊急の助成金について、批判を週刊誌で展開しています。「就職率は外国と比べてかなり高い。就職が上手く出来なかった学生は20社くらい落ちている学生なので所詮は落ちこぼれ、そんな学生に税金を使うことはない」という旨の論調でした。当たっているとは思いますが、学生も好きで20社も落ちたわけではありませんよね〜。また、雇用の規制緩和もせずに一時の対処療法みたいな助成金制度を施行した政府も無責任すぎます。
でも、私が怒っているのは大前研一や堀ナントカとかいう人たちが元所属した外資系のコンサルティング会社が日本のどの企業を救ったか疑問に思うし、憤懣やるかたないとも思います。そしてこの人たちが経済社会に対してどれだけ貢献したのでしょうか?彼らや経済アナリストなんていう肩書の勝間女史やモリタクなんていう人も、所詮は元々家は金持ちでそのお金で高学歴を得て今に至っていることを忘れてはいけません!!彼らの頭には社員が10人そこそこの会社なんて考えることなんてないのです。何故なら、中小零細企業を相手にしてもお金にならないから・・・・・こんな人たちのいうことを真に受けては駄目なことを共通の認識としたいものです。